行事・講演会の
ご案内・ご報告
行事・講演会のご案内・ご報告一覧
2019年8月25日 第41回健康づくりのつどいが開催されました。
8月25日(日)茅野市民館において、第41回茅野市健康づくりのつどいが開催されました。このイベントは茅野市健康づくり計画「からだこころすこやかプラン」を推進する事を目的として毎年行われています。
今年も「お互いに支えあい、その人らしく暮らせる街づくり」をテーマに、医師会、歯科医師会、薬剤師会、諏訪中央病院、看護協会、臨床検査技師会、栄養士会など多くの団体が参加しました。それぞれにブースを設け、パネルの展示や体験コーナー、健康に関する相談が行われ、前年までと同様に参加者は多く活況を呈していました。
当会では今年も無料歯科健診・歯科相談を行いました。小さなお子さんからお年寄りまで幅広い年齢層の方が受診され(58名の方が受診されました)、健診担当医に健診を受けた後、ご自分の歯の状態や、歯科疾患の予防法などについて熱心に質問をされたりしていました。健診を受診された方の中で8020達成者は7名おられ、会長より表彰状と記念品の授与が行われました。
近年、ようやく全身疾患と歯科との関わりが医学的知見として明らかになっていく中で、改めて歯科の重要性を歯科医師会としてアピールできる場となりました。
このような行政とタイアップしたイベントを通じて歯科の重要性についてコツコツと地道な啓発を行う事が、歯科医療従事者の責務であり、たとえ少しずつであっても市民の皆さんに歯の健康管理についての理解を深めていってくださる良い機会となれば、私たちの努力は報われるのではなかろうか・・。そんな思いがまた来年の参加に向けてのモチベーションとなっています。
このイベントの準備・運営の依頼を快くお引き受けいただき、ご協力頂いた先生方に深く感謝申し上げます。
2018年10月13日 市町村公開講座開催が開催されました
平成30年10月13日(土)茅野市マリオローヤル会館において松本歯科大学 地域連携歯科学講座教授 小笠原 正先生をお招きし、市町村公開講座 口腔ケアセミナーが開催されました。
まず摂食・嚥下障害を持つ患者に関して口から食事ができない状態が全身にどのような影響を及ぼしているのかを解説。
そして、口腔ケアを行うとき注意するべき感染症である医療介護関連肺炎(NHCAP)を誤嚥性肺炎、インフルエンザ後の二次性細菌性肺炎、耐性菌性肺炎、日和見感染症としての肺炎の4つに分類し、その原因と対処法、口腔ケアの注意点に関しての説明がありました。
口腔ケアの難しさとして、水を使うとむせることにより、口腔ケア関連性誤嚥性肺炎を起こす可能性を示唆、その対象法として、ジェルの使用を推奨、ジェルの使用により唾液中の細菌数を少なくし、咽頭への流入をできるだけ少なく、口腔粘膜の保湿ができるという利点があることを解説していただきました。
高齢化社会の到来と共に、口腔ケアを必要とする高齢者が年々増加しています。
そのような中で、適切な口腔ケアを行う事は、口腔疾患の予防、美味しく食べる楽しみ、生活の質の向上等、多くの高齢者にとって、大変な利益があると思います。
歯科医師会としても今後より良い口腔ケアを市民の皆さんに提供をしていけたらと思っています。