2016年7月6日 感染症予防対策講演がおこなわれました

7月6日、茅野市諏訪郡歯科医師会会館にて「C型肝炎治療の新展開」の題目にて当会会員であり富士見高原病院に勤務されている草深佑児先生による講演が行われました。

C型肝炎は過去にはノンAノンB型肝炎としてウィルスがはっきりしないままの肝炎として輸血製剤などで感染が拡大した疾患で、現在では慢性肝炎の7割がC型と言われています。著効な治療法もなくインターフェロン療法などが主流でありましたが、最近では95%の治癒率(ウィルス排除率)という薬が登場して、患者の健康向上とともに歯科医療に携わる者にとっても「感染したら治らない病気」から「治る病気」となり朗報となりました。
医科の新薬による歯科治療体系の変化を学びました。

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2016年7月2日 摂食嚥下講演が行われました

7月2日、茅野市諏訪郡歯科医師会会館にて諏訪中央病院に勤務されている総合診療科の奥 知久先生による講演が行われました。奥先生は摂食嚥下という「飲み込むこと」の疾患専門の先生で、現代の高齢者の食事の際の「むせ・誤嚥」の問題に取り組まれております。

講演では寸劇から受講者に問題と原因を問う形式で行われました。いままでの歯科治療では咀嚼までが治療の範囲で、医科は誤嚥した後の誤嚥性肺炎が対象で医科と歯科の治療の狭間の分野であり、新しい知見が多く得られました。高齢者が病院から自宅や施設での療養が主体と言われ、訪問診療が増える兆しがみられる昨今では、歯科の取り組みも増えるといわれています。

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2016年11月12日 「第1回市町村民公開講座」を開催します

第1回市町村民公開講座を下記のとおり開催します。
最近、テレビやメディア等でも話題の「歯と健康寿命とのかかわり」について、
医学的な立場からわかりやすくお話いたします。

茅野市・富士見町・原村の三市町村の方々は自由に無料で聴講できます。是非、ご参加ください。

日時
平成28年11月12日(土) 午後2時〜4時

会場
マリオローヤル会館3F (聴講無料)

講師
鈴木 淳一先生(東京大学先端臨床医学開発講座 特任准教授)

お問い合わせ先
茅野市諏訪郡歯科医師会事務局 72-9034

2016年2月5日 保険適応漢方製剤についての講演が開催されました

茅野市諏訪郡歯科医師会会館にて本会会員で日本歯科東洋医学会認定医の五味章先生による学術講演会が開催されました。
現在、健康保険で漢方薬の処方ができるようになりましたが、実際の臨床の現場で「いかに処方したらよいのか」という疑問に答える形で実際の症例を交えて講演していただきました。

保険適応漢方製剤は7種類で、歯痛に対しては立効散、口内炎に対しては半夏瀉心湯、黄連湯、茵蔯蒿湯の3方剤、口腔乾燥症に対しては、五苓散、白虎加人参湯の2方剤、歯周組織炎に対しては、排膿散及湯の1方剤が適応であること、また西洋医学の処方とは異なり漢方では患者の体質から処方する実証・虚証という考え方、心身一如という肉体と精神は一体という理論から発祥しているなどのお話をしていただきました。

 

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2016年1月14日 富士見町地域元気リーダー養成講座5が行われました

富士見町町民センターにて富士見町地域元気リーダー養成講座が行われました。この事業は富士見町の社会福祉協議会が主催となり、地域包括ケアシステムを構築するのに必要なリーダーを養成するという事業です。茅野市諏訪郡歯科医師会でもこの事業に参加しており、会員の野村寿男が講演をいたしました。

歯科分野の講演ということで、「口腔ケアで介護予防&お口の体操法」の演題で講演し、介護を受ける高齢者の特徴として口腔乾燥には唾液腺マッサージや口腔内ストレッチ、嚥下(飲み込み)障害の予防としてはパタカラ体操の方法を講演しました。

参加者は40名以上となり全員が熱心に取り組んでおり、介護問題が富士見町の住民にとっての課題であることの重要性を感じる講演となりました。

 

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