吉水歯科医院

先日、敬愛する料理研究家のお話しを聴く機会に恵まれました。先生は、『普段の和食(ケの食事)は一汁一菜でよいのです。複雑な調理は無用で、食材を食べられる状態に丁寧に調理、調味して、最後は“食べる人”が、その“食材を感じて”好みの味付けをすればいい』とおっしゃいます。なるほど、簡単に聞こえて奥深いお言葉。

食材の滋味を細やかに感じるには、よく噛んで、味覚だけでなく香り、触覚など五感をフル稼働することが必要であり、それは食事の醍醐味でしょう。(ちなみに、ここで言う“よく噛む”は適度な硬さの食材を適度な力で20~30回たくさん咀嚼することです。)

食べたものだけが身体をつくります。おいしく食べて健康長寿、フレイル予防、より豊かな暮らしのために、微力ながらお手伝い出来たらと思っています。