2023年3月11日 防災漫才・防災講座 開催

令和5年3月11日(土)、茅野市「マリオローヤル会館」にて防災講座が開催されました。
当会では12年前の同日に発生した東日本大震災の経験を基に災害対策委員会を設置して防災講演会、防災備品の配布等の事業を行ってきました。
今回は2部構成で開催され、第1部では下諏訪町の防災士で構成する「防災ネットワークしもすわ」会長の高橋敦子さんと、防災漫才コンビ「シェイクアウト」で高橋会長と組む小松直人さんを講師にお招きして防災の知識を深めました。
防災漫才では、「災害伝言ダイヤル(171)」の活用「トイレ問題」などお二人の絶妙なトークに笑いあり、学びありでとても惹きつけられました。
引き続き高橋会長による防災講演が行われ、お弁当用レジ袋と新聞紙を用いた携帯トイレ作りを体験しながら災害時に見落とされがちなトイレ問題について理解を深めました。
災害時に「命を守る」、「被災者の個人としての尊厳を守る」ためには、お互いが協力して少しでも気持ちよく排泄できる環境を保つことが大切であり、排泄を我慢したり、水分摂取を抑えるなどのトイレパニックを防ぐためにも平時からの備えが大切であると教えていただきました。
第2部では、会員に防災備品の配布を行いました。
数年にかけて少しずつ配布していますが、今回は、簡易トイレ、防災用トイレ袋、電池式ランタン・モバイルバッテリー等を厳選しました。
3.11のこの日に、災害について学び、また、これからも危機管理体制を構築していく必要性を感じた有意義な時間となりました。


2012年8月 再び東日本大震災の被災地に義援金をお届けしました

昨年に続き、当会では8月26・27日に東北3県の県歯科医師会に義援金をお届けに行って参りました。

昨年も当会が義援金を持参した事を、各会の先生方は覚えていてくださり、震災から1年経ってからは、義援金がほとんど寄せられてない状態で本当に助かります、とのお言葉をいただき、当会の義援金活動に大変喜んでいただいて、我々も少しでもお役に立つ事ができてよかったと改めて思いました。

 

今回は、宮城県石巻市の被災地を視察してきました。当会の会員である先生が身元確認を行った旧青果市場は、現在は閉鎖されており、外観は地震の際にできた亀裂が何本か走っており、かなり傷んでいる様でした。ここに何千人もの御遺体が収容されて、肉親と悲しい対面を迎えている脇で、極寒のいつまた大地震がくるともわからない状況の中、身元確認作業を黙々と行っていた事を想像すると胸がしめつけられる思いでした。

その後、海岸沿いにあるうず高く積まれた自動車スクラップの山、避難先の校庭に車で逃げてきた人達が車火災により多数お亡くなりになった門脇小学校、津波によって孤立し

てしまった石巻市立病院などを見てきました。

震災後1年半近く経っているにも係わらず、かつての住宅地のほとんどがまだ荒地の状態であり復旧・復興の遅れを感じました。

 

テレビ、新聞等での報道などから被災状況を理解しているつもりでも、やはり自分でその光景を実体験した方が何倍も衝撃が強く、被災の甚大さをまざまざと見せ付けられました。今回の大震災を教訓として、風化せせる事なく復旧・復興に努める事が重要だと考えさせられました。


2011年7月10・11日 東日本大震災の被災地に義援金をお届けしました

当会では7月10・11日に東日本大震災で被災に遭いました主要3県(岩手・宮城・福島)の歯科医師会へ当会会長ほか2名が会を代表しまして義援金を直接お届けしてきました。先方の方より当時の様子、現在の様子を伺い改めてこの災害の悲惨な状況を痛感し、今後も当会としてできる事は継続して支援していかなくてはいけないと強く感じました。

 

途中、宮城県の被災地を視察しましたが4ヶ月が経過した今も流された車、壊れた建物の瓦礫がほとんど当時のまま残り、その一面に広がる被災地の光景を目の前にして言葉を失いました。

改めましてこの災害でお亡くなりになられた方のご冥福と被災に遭われました方々の一刻も早い復興・復旧を心よりお祈り申し上げます。

 


2011年 3月~ 東日本大震災における当会の活動

茅野市諏訪郡歯科医師会 会員 中村達弥

この度の東日本大災害に関しまして、去る3月21日~29日まで警察庁および日本歯科医師会の要請を受け、当会では会員の1名を震災の被災地であります宮城県の石巻市でこの災害で亡くなられた方々のご遺体の身元確認作業に出動させ活動して参りました。

身元の確認はこの災害で大切な方を失った人々のお気持ちの整理をする助けになるだけではなく、無念にも突然命を失った犠牲者自身の尊厳を守る事になり、その重要性は非常に高く、我々歯科医師はその責務を負うべきだと考えます。

現地では報道で知る私達の想像をはるかに超えた景色が広がり、隊員の安全もライフラインも整備されていない過酷な状況下での活動でしたが当会はいち早く歯科医師団体としてその責務を全うして参りました。

ご遺体の安置所は現代人の誰もが目にした事のない多数のご遺体が並び、ご遺族のおえつと怒号そして悲鳴が渦巻く悲しみの中、6日間で450名ほどのご遺体に携わりました。

当会では今後もこの災害を常に身近な出来事と捉え、いつまでも忘れる事なく様々な形で災害と関わって参りたいと考えています。

被災地の様子や身元確認作業の様子などをもしご希望あればお集まりの大小に関わらず、こちらから出向きこの貴重な経験をお話させていただきたいと思いますのでご要望ございましたらご遠慮なくお声をかけてください。

最後にこの震災で亡くなられた方に心からのご冥福をお祈り申し上げ、この災害によって被害に遭われた方々が早く本当の笑顔が戻るよう一日でも早い被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。

なお、今まで以下のような機会をいただき、お話いたしました。

 

2011年

4月 7日 茅野倫理法人会(茅野市)

4月 8日 茅野市諏訪郡歯科医師会(茅野市)

4月19日 経営者勉強会(茅野市)

4月20日 歯科従業員報告会(茅野市)

5月10日 一燈セミナー(箕輪町)

5月13日 飯田倫理法人会(飯田市)

5月20日 米沢消防団(茅野市)

5月27日 岡谷下諏訪歯科医師会(岡谷市)

6月 1日 伊那木曽倫理法人会(伊那市)

6月 3日 箕輪町防災研修会(箕輪町)

7月 2日 日本大学歯学部駿法会(東京都)

7月14日 茅野市高齢者大学(茅野市)

7月16日 南信工栄企業セミナー(伊那市)

7月26日 泉野社協・日赤奉仕団研修会(茅野市)

7月28日 玉川主婦の会(茅野市)

7月29日 諏訪市歯科医師会(諏訪市)

8月22日 岡谷エコーロータリークラブ(岡谷市)

9月14日 佐久南倫理法人会(佐久穂町)

10月  4日 飯田北倫理法人会(下伊那郡高森町)

10月12日 茅野ロータリークラブ(茅野市)

11月  5日 男女共同参画社会をめざす2011伊那市民のつどい(伊那市)

11月19日 パートナーシップのまちづくり推進大会(茅野市)

11月24日 小諸市倫理法人会(佐久市)

11月25日 諏訪ロータリークラブ(諏訪市)

12月  2日 佐久平倫理法人会(佐久市)

12月  5日 心と体がよろこぶ食の会(伊那市)

12月21日 玉川小学校教職員会(茅野市)

2012年
1月27日 玉川小学校合唱団(茅野市)

1月31日 南信州福祉住環境コーディネーターの会(飯田市)

3月13日 塩尻市倫理法人会(塩尻市)

4月28日 ちの地区ボランティアの会(茅野市)

12月6日 北部中学校生徒会(茅野市)

※震災の講演のご希望がありましたらお集まりの規模の大小に関わらずやつがね歯科医院(中村)までお問い合わせください。


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