2016年2月5日 保険適応漢方製剤についての講演が開催されました

茅野市諏訪郡歯科医師会会館にて本会会員で日本歯科東洋医学会認定医の五味章先生による学術講演会が開催されました。
現在、健康保険で漢方薬の処方ができるようになりましたが、実際の臨床の現場で「いかに処方したらよいのか」という疑問に答える形で実際の症例を交えて講演していただきました。

保険適応漢方製剤は7種類で、歯痛に対しては立効散、口内炎に対しては半夏瀉心湯、黄連湯、茵蔯蒿湯の3方剤、口腔乾燥症に対しては、五苓散、白虎加人参湯の2方剤、歯周組織炎に対しては、排膿散及湯の1方剤が適応であること、また西洋医学の処方とは異なり漢方では患者の体質から処方する実証・虚証という考え方、心身一如という肉体と精神は一体という理論から発祥しているなどのお話をしていただきました。

 

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