2012年8月 再び東日本大震災の被災地に義援金をお届けしました

昨年に続き、当会では8月26・27日に東北3県の県歯科医師会に義援金をお届けに行って参りました。

昨年も当会が義援金を持参した事を、各会の先生方は覚えていてくださり、震災から1年経ってからは、義援金がほとんど寄せられてない状態で本当に助かります、とのお言葉をいただき、当会の義援金活動に大変喜んでいただいて、我々も少しでもお役に立つ事ができてよかったと改めて思いました。

 

今回は、宮城県石巻市の被災地を視察してきました。当会の会員である先生が身元確認を行った旧青果市場は、現在は閉鎖されており、外観は地震の際にできた亀裂が何本か走っており、かなり傷んでいる様でした。ここに何千人もの御遺体が収容されて、肉親と悲しい対面を迎えている脇で、極寒のいつまた大地震がくるともわからない状況の中、身元確認作業を黙々と行っていた事を想像すると胸がしめつけられる思いでした。

その後、海岸沿いにあるうず高く積まれた自動車スクラップの山、避難先の校庭に車で逃げてきた人達が車火災により多数お亡くなりになった門脇小学校、津波によって孤立し

てしまった石巻市立病院などを見てきました。

震災後1年半近く経っているにも係わらず、かつての住宅地のほとんどがまだ荒地の状態であり復旧・復興の遅れを感じました。

 

テレビ、新聞等での報道などから被災状況を理解しているつもりでも、やはり自分でその光景を実体験した方が何倍も衝撃が強く、被災の甚大さをまざまざと見せ付けられました。今回の大震災を教訓として、風化せせる事なく復旧・復興に努める事が重要だと考えさせられました。


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